熱心に協議
  世界自然遺産候補地・知床について、適正利用に向けての協議が熱心に続けられている。協議・検討の中核をなすのは環境省で、これに林野庁、北海道、地元自治体、漁業・観光関係者などが加わり、基本計画≠フ策定を目指している。

一体感は?
  しかし―。同様の趣旨で管理計画≠検討する別の会合が存在することで、知床の世界自然遺産登録に向けた動きに、今ひとつ、一体感が見えてこない。

必然性って
  そもそも、基本計画と管理計画を別々の組織で検討していかねばならない必然性ってあるの? 組織を一本化した方が、いろいろな観点からもメリットは大きいはずなのに―。

釣りを制限
  「知床世界遺産候補地・地域連絡会議」が2003年12月5日、網走管内斜里町で開催された。この会議では、管理計画を検討する。管理素案によると、環境調査実施へ専門家委員会を設置し、「釣り」に一定の制限を設ける…という内容も盛り込まれている。

釣り許可ゾーン
  一方、「知床国立公園適正利用基本計画検討会」は2003年12月8日、同じ斜里町で開かれた。この中では、上陸規制区域を知床半島の約半分に拡大し、その一方で、「釣り」のための上陸を認める地域を羅臼側に数箇所設定する、としている。

不即不離
  上記2つの会合は不即不離のものであり、時間や人的経費の点からも、いずれ一本化への道を進むのがベターなのではと思うのは、私だけだろうか。

再認識を
  いずれにせよ、知床の世界遺産問題と「釣り」は大きくかかわっていることを、この際、再認識したいと思う。
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