JAS法で義務付け

  輸入魚については、JAS(日本農林規格)法で原産国表示が義務付けられているが、日本の消費者の志向から国産魚購入の傾向があるため、この法の規定は完全に守られてきたとは言いがたい。

国産魚と誤解

  また、輸入魚のネーミングも、あたかも国産魚と誤解を与えかねないものに、意識的にしてきた実態が一部にある。例えばギンムツ(本来はメロ)、沖ブリ(同シルバー)など…。

信用回復の一環で

  しかし、2002年6月の国会でJAS法が改正され、原産国を表示しない場合の罰則が一段と強化、さらに、相次ぐ食品偽装事件で失墜した業界の信用回復を目指そうとの動きの中から、流通・小売店側が産地のラベル表示に対して積極的になってきた。

ラベルに産地表示

  マグロやギンタラ、マダラ、カレイなども良く見ると、インドネシア産だったり台湾、アラスカ、ロシア、フランス産だったりする。これで正常な訳だ。

正直な売り方へ

  消費者に対して正確な商品情報を提供するのは、業界の基本的なモラルであり、一次産品の正直な売り方という本来の姿勢に立ち返る動きは、歓迎すべきことである。 
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