海の投げ釣りで、オモリが他の人に当たってしまったというような事故は、ありそうで実はほとんど無いのが実態。何せ海に向かってサオを振るのだから、前方にサーフィン客とか水上オートバイ客でもいない限りは、まず起こりえない。 しかし、相手が物件となると、こんな深刻な事故も発生するから、十分に注意しなければならない。 2002年9月のこと。北海道・網走支庁佐呂間町の浜佐呂間港北防波堤で、灯台の灯ろうのガラスが破損されているのに関係者が気付いた。 この灯台は5,5メートルの高さで、灯ろう部分は直径40センチ、高さ30センチ、厚さ6ミリの円筒状のガラスで覆われている。破損部分には、釣り仕掛けの付いた投げ釣り用のオモリが絡まっていた。 釣り人がキャスティングの際に、誤って灯ろうに命中させたのは疑い様のない事実で、コントロールや距離感の乏しい初心者の過失による仕業≠ニ見られる。 網走航路標識事務所によれば、この灯台は1999年6月にも同様の状況で破損事故が起きているという。 灯ろうのガラスが破損すると、浜風や雨をモロに受けて消灯する危険性が高く、灯台が船舶に位置を知らせる機能を果たせなくなり、海難事故につながることも懸念される。 釣り人は、このような事故を起こさぬよう注意しなければならないのはもちろんのこと、誤って破損させてしまったら、可及的すみやかに関係当局に連絡して、海難など重大事故の未然防止に協力しなければならないだろう。 |
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