新潟大学の研究グループなどが2002年春、メダカの性を決定付ける遺伝子を、魚類のジャンルでは初めて発見した。これまでは、哺乳類でしか同遺伝子は突き止められていなかった。 この快挙は、5月中旬に発行のイギリス科学誌・ネイチャー電子版で発表された。 これによると、メダカもヒトと同様にオスがX、Yの染色体を各1本、メスがX染色体を2本持っている。雌雄決定のカギを握る遺伝子はY染色体に存在し、この遺伝子が働くか否かでオスになったりメスになったりする。 研究グループによると、Y染色体を持っていてもメスとなるメダカは、DMYという遺伝子の異常で精巣が形成されないのだという。つまり、Y染色体上の性決定遺伝子は、DMYの指令で性ホルモンの種類が決められていくのだという。 このDMYの働きは、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)とどうかかわるのかなど、今後ますます研究が深まっていきそう。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||