エラに抗酸性化機能
  付近の温泉水の流入で強い酸性を示すことで知られる青森県の宇曽利山湖では、魚としては唯一生息しているウグイが、エラに酸性から身を守る機能を備え、血液の酸性化を抑制して順化し生き延びていることが分かった。

謎を解明
  国内の大学の研究グループが解明したもの。同湖はPH(水素イオン濃度)3.5。ちなみに中性はPH7。魚類は一般的にはPH5で死ぬと言われており、これよりもはるかに酸性度の強い同湖で、なぜウグイが生息できるのかが謎とされてきた。

水素イオン排出
  研究によると、この湖のウグイはエラに水素イオンを排出する仕組みがあり、この特殊な仕組みを持つ細胞は、通常のウグイより4倍前後も多く、この細胞の機能によって、血液の酸性化を防御していることが判明した。

新形質を獲得
  さらに、同湖のウグイは体内で中和剤を生成し、PHを調整しているということも分かった。過酷≠ネ水環境でも生き続ける事ができるよう、新たな形質を獲得したものと思われる。つまり、ウグイなりに自分が変わることで同湖を棲めば都≠ノしてしまったようだ。
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