2003年11月1日から北海道内の河川・湖沼で、ブラウントラウト、カムルチー(雷魚)、カワマスの移植・放流が、正規の規則改正により禁止される。

  北海道内水面漁業調整規則の改正によるもので、規則に違反した場合、6カ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金が科せられる。

  在来魚によって形成されてきた生態系が、外来魚によって破壊されていく現状に歯止めを掛ける狙いだが、本当に生態系を回復させる気が行政側にあるなら、これだけでは片手落ち。

  失われたと認識している在来魚の移植・放流を進めて、いわゆる両面作戦≠ナ行かないと、生態系回復という目的達成は極めて困難と言わざるを得ない。

  道内では既にブラックバスとブルーギルが、密放流を禁じられ処罰の対象となっており、これらを合わせると放流禁止対象魚は5種に。

  いったい行政側は、外来魚撲滅の包囲網をどこまで絞り込む考えなのか。問題はむしろ今後の動きに掛かっているようだ。


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