イワシ漁に影響が
  米科学誌サイエンス最新号(2003年1月時点)によると、太平洋の海水温や気温などの気象が、25年周期で温暖期と寒冷期を繰り返し、これによって我が国で漁獲されるイワシの総量にも大きな影響を与えていることが分かった。米モントレー湾水族館研究所などの調査による。

寒冷期と温暖期
  この論文によると、1900年から25年ごとに太平洋で、気象が1‐2度平均以下の寒冷期と逆に平均以上の温暖期が、交互に訪れていることを突き止めた。

長い周期で海流変化
  現在は寒冷期に入っているという訳だ。この現象は、スペイン語で男児を意味するエル・ニーニョ(数年周期で海水温が上昇)と比べ周期が圧倒的に長く、海流変化の原因となるため日本やペルー沖の漁業資源に影響が出る。

イワシは氷河期=I?
  具体的には、温暖期にはイワシが豊漁、寒冷期にはイワシやサケが獲れなくなるという。この論文を裏付けるかのように、我が国のイワシ漁獲量は現在、ひどい低迷状態にあえいでいる。水産庁では漁獲制限も検討するほどで、これから当分の年月、イワシ漁は氷河期≠ニなる可能性がある。
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