2005年5月26日
北海道の湖
対象魚:さて?




  5年振りの風邪がようやく抜け、やっと人並みの釣り師≠名乗れるようになったことで、一応の年季奉公≠ニばかりレイク・フィッシングに挑んだ。モンスターとの出会いを夢想していた、その期待は裏切られたものの、ブラウン2匹、アメ1匹と何とか様にはなった??

  05年今場所≠フフィッシング・アクション・プログラムが、何故か冒頭から迷走している私にとって、今回の釣行は特別の意味があった。何としても軌道修正のため結果を出さねばならない。それはチーポンの世界において、あえて両面待ちを崩して穴待ちに再構築してツモ上がりに賭ける、ウルトラQ10≠フ必殺復権の手法にも似て…。

  さて、朝の湖畔の空気は抜群にオイピイ! 熱いお茶とノリピイ! のおにぎりで腹ごしらえ。「希望、要望、サカイに言って…」。My hope は勿ロン=Aマス属のモンスター狙いに決まっている満貫=H

  勇んで入釣した場所は、勿論、釣り人ゼロ。「これは鼻から縁起がいいわい」ってことで、あずましく釣りスタートとなった。こういうシチュエーションでは、大抵のアングラーは数々のルアーの試し切り≠敢行する。あたかも、納品された白刃の切れ味を試すために、覆面姿で辻斬り≠ヨと変貌するお代官様の如くに―。

  ところが、これがなかなか苦しい。バレてもいいからヒットしてさえくれれば自信も期待も膨らむのだが、とっかえひっかえを繰り返すも反応は皆無だった。

  ついに、今から20年ほど前に購入してお蔵入り≠オていた変形曲線のキツい12グラムのスプーン(スウェーデン製)に辻斬り指令―。しかし、いろいろ探るものの空戻りの繰り返しで「これもまた、中国の副首相か!」。その心は、「ドタキャン(期待の裏切り)は絶対許せない!」。

  しかし、時局は観測に反してリーチ¥態で煮詰まっていた。「もうそろそろ、ルアーも替え時かな?」というその時、ルアーはすでに目の前2、3メートルだったと思うが、ゴゴンという懐かしい感触。「ウッソー」「ウッソーデナイ!」…こうして、ブラウントラウトの38センチが軍門に下った。何これ、ルアーのお陰、それとも腕??

  その後間もなく、2、3センチ短いブラウンが上がる。2匹目だ。しかしその後、ガックリコンと来たもんだ!? というのも、件(くだん)のルアーを根掛かりでロストしてしまったのだ。故に、ルアーの名称を正確に思い出すことが出来ない。

  気力が失せたのを釣りの神様≠ェ見逃すはずはないのであり、その後、数個のルアーは地球以外の何者とも接触することはなかった。ブラウンを捕らえたルアーこそ、K湖における「Fミンゴ」(これは長らく企業秘密にしていた)に匹敵するヒットルアーの座を得たはずであった。

  遅い昼食を済ませた後の第2ラウンド。勿論、ポイント移動だ。足元を見ると、小魚の群れが散見できる。「ここは大物もいるのじゃないの〜」。「エッ、今のハネは何? 何?」。

  この時期のライズに興奮している場合ではない。問題は、どのルアーで、いかに仕留めるかだ。そうして出た結論は、限りなくワカサギに似近いミノーでの勝負!!

  意識的に後続のエサ師≠ニの距離を空けてのキャスティング。おそらく2時間くらいは経過したのだろうと思う。突然、ロッドが引き込まれた。「ヒット!!!」。上がって来たのは36センチのアメマスだった。「お前じゃ、役者不足だよ!〜」

  結局は合わせて「小物3匹」という貧果。しかし、ボーズの惨めさを思えば上出来、上出来!!!=B次回は何としてもロッドのバットから曲がる大物をねっ、てか〜♪。

  
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