2004年5月14日
北海道・釧路管内の
阿寒湖
対象魚:アメマス




  5月の釣行としては初めての阿寒湖詣(もう)で=B1日の解禁後、昨年とは打って変わって好調、との釣り便りが伝わってきたので、チャレンジの価値ありと判断、少々の遠征をあえて押して目的地を目指した。本命・アメ、穴ならニジ、大穴・イトウも夢じゃない―などと、たわけを空想したが、穴に縁はなかったものの53センチの本命をしっかりとランディング、十分に満ち足りた阿寒釣行となった。

  現地入りは正午だから、この遠征計画はおそらく釣れない症候群≠ノはまる気配濃厚だった。遊魚受付のためフィッシングランドに行き、ここで釣況を尋ねると「どこでも釣れてるよ。ただし朝夕ね」。「どこでも釣れてる〜??」。ということは、ボーズ無し? まさかね〜。

  以前から気に入っている場所へと移動し、風が強いのでルアーでの釣りと決めた。湖に出ると釣り人ゼロ。風下の湖岸には枯れアシが幾重にも漂着し、まるでアシの簾(すだれ)の上を歩いているような感じだ。

  湖面も所どころアシの折れたのやらビニールが浮遊、この状況下での釣り辛さはまた、格別のものがあった。めげずにキャスティングとリーリングを繰り返していた時、ピックアップの瞬間、まずまずの魚影が頭を左に振って消えた。「ルアーを追っていた!!」

  その後、気配は全くなく、「真っ昼間じゃやはりダメのようだな」と悲観モードに入りかけたその時、ゴッツーン! と胸キューンの感触。必死にもがいて身をくねらせている様子が、偏光メガネを通してはっきりと分かった。

  53センチ=写真上=。満足の行く良型だ。口の中には捕食していたワカサギが今にも飛び出しそんな格好で見えている=写真下=。しかし、腹ぺちゃの痩せだ。後から、巡回中の監視員に聞くと、「それはおそらく、昨年採卵したやつじゃないかな」とのことだった。

  この彼女=Aリリース後もしばらく湖岸を離れようとせず=写真下=、よほど体力・回復力の乏しい個体だったようだ。湖に消える瞬間、「アリが10匹?」と聞こえたような気がした。

  午後4時半ごろになると、風は止んできたものの、今度は湖岸の枯れアシが沖に流れ出し、釣りにならなくなってしまった。一旦車まで戻り、折りよく釣りの準備をしていた方と、そばにいた監視員とでひとしきり釣り談義。そして再び、釣り場へ。

  そうそう、実は面白いものが釣れた。ルアーのフックに引っ掛かったものなのだが、ザリガニのウッチー君=写真上=。こんな硬い甲殻類の殻(から)を、本命も穴も平気で食い散らかすのだからスゴい!

  日没近くになって、明らかに大物を思わせるバシャ! というスプラッシング・ライズやディンプル・ライズで、湖面はにわかに賑やかに。どうやらミッジを捕食しているようだった。しかし、ヒットしたのは20センチ級と35センチ級=写真上=のアメだけで、20分足らずで喜び組≠フショーはジ・エンドに。この次は雄阿寒岳に掛かる虹≠見てみたいなぁ〜。

  雪代(ゆきしろ)や 満水深き 神の湖(うみ)
                       (作者不詳)

  


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