2003年11月27日
北海道・網走市の
網走港第4埠頭
対象魚:チカ




  チカ釣りのシーズンとなったが、十勝管内では先の十勝沖地震の影響で港内立ち入り禁止の所が多く、釣りの可能な北海道広尾・十勝港の一部も型はワカサギ級というから、イマイチ気分が乗らない。てな訳で、この日はマス・サケ釣りで勝手知ったる網走港へと遠征した。釣果は予想を大きく上回る大釣りとなり、満足度200%の面白い釣行となった。

  当日の現着は午前4時半。もちろん、あたりは真っ暗で、まだ誰もいないのかと思いきや、岸壁に車が数台。その内の3人が夜釣りを敢行≠オていて、コマイやホッケを釣り上げていた。

  この日は随分と気温が下がったようで、川湯から来たという方の、魚を入れた水バケツの水はすでにシャーベットと化していた。車で仮眠して夜明けを待っているであろう方の車号を見ると、「札幌」ナンバーであった。

  私の車のエンジン音で睡眠の邪魔をしてはまずいので、両サイドに誰もいない所にポツンと駐車し夜明けを待った。

  明け方の時点では、釣り人はそれほど多くはなかった。とことんサケを狙う方は浮きルアーを引き続けており、まれにヒットしているようだった。私もチカの竿は置き竿にしてルアーを振り続けたが、途中から両立は無理だと悟ることになる。

  というのも、チカの当たりが急に頻繁となったからだ。当初は10センチクラスのものが中心だったのが、午前8時ごろからだろうか、20センチ前後の良型がバタバタと上がるようになった。

  もちろん、私だけであるはずはなく、周囲も忙しそうに竿を操っている。多いときで一度に7匹も付いたが、この時はさすがに重かった。3匹、4匹は珍しくなく、ポロポロと取り込み前に落ちても別に惜しくもないのだった。

  この日のために、実はある用意をしてきていた。それは、もし大量に釣れた場合は1匹々々現地で腹を裂き、真水の塩水に浸した後、針金ハンガーに通して干そうというもの。

  釣果が100匹を超したと思われる時点で、このもくろみを実施に移した。「ウワッ、冷たい〜!!」。手がしびれてマヒするまでが大変だった。当たりが来ると手を休めて竿を上げに行き、取り込んではまた、腹を裂いて…の繰り返しだ。

  午前10時半ごろ、妙に空腹感を覚えてハタと気がついた。そう言えば朝飯を食べていないっ! あまりにも釣れ、途切れる間隔が短いのでつい釣りに没頭してしまっていた。

  ふと見上げると、針金ハンガーは1本に17、8匹のチカをぶら下げ、いくつも並ぶ景観を呈していた。自分でもこの光景は滑稽でたまらなかったが、それ以上に、周囲の方々の驚きと感心?の反応はすさまじかった。

  方々から見物に来る方が続出、「うまいこと、やるもんだな〜」「これは考えたね」「な〜に、ここで製品化かい」「こうすれば、家に帰ってから楽だわな〜」「ちょっと〜、だいぶ乾いてるんでしょー」「これ、クリーニングの衣文掛けだわな。なるほどな〜」「それにしても、よくこれだけ釣れたね〜」…と、まあ、こんな具合だった。

  厳密に数は数えていないが、優に200匹を超す大釣りである。十分にチカの釣り味を堪能したので午後2時に納竿したが、釣ることだけに集中すれば、良い日に当たれば相当の釣果を上げられそうとの実感を得た。

  年内にもう一度釣行したい!?…ような気持ちを抱えながら、第4埠頭を後に。どうやら、網走港が一段と好きになったみたい。帰途、岸壁を眺めると、いつの間にか、車でビッシリと埋め尽くされていた―。
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