2003年8月28日
北海道・十勝管内豊頃町の
大津海岸
対象魚:サケ




  「投げ釣りでサケを釣りたい」―。この願望が実って28日は、幸運にも豊頃町大津海岸に入釣することができた。そして、さらなるラッキーが仕込まれていた。何と、全体的に釣果低迷の中で、80センチ級の大物=写真上=を釣り上げることができたのだ。

  明け方の海は、水はきれいだし波も穏やか。いかにも、大物釣りに絶好のコンディションのように見えた。ところが、あにはからんや…。仕掛けを投げ込むと、たちまちラインにゴミが絡んで上がってくる。

  こまめにゴミをはずすためには、波に濡れる心配をしなくても済むことを考えなければ、と思い、ウェーダーに履き替えての奮戦。しかし、この作業、いつまでたっても、ピリオドを打てる気配は全くなかった。

  200メートルほど左手で、合わせて3匹が相次いで上がったのは、午前9時くらいまでのことで、その後はサッパリ。不思議なことに左手の連中のラインには何故か、ゴミが絡まないから驚き。「ゴミが右から左にゆっくりと流れているということか―」。であるなら、いずれ左でも…。

  右手で1匹上がったのは同10時半ごろ。「いよいよ、こちらの番も近いのか?」。それにしても、ゴミ攻勢は手を緩めることなく次々とラインをえじきにし、サオ立てからロッドが振り落とされることも。

  あまりのひどさに一旦サオを全部上げ、1本おきに2本だけサオを投入した。時々、タマちゃん≠ワで顔を出すので、「今日の釣果は望めないだろうな〜」と、あきらめモードに。

  同11時20分ごろのこと。ほんの数分間のような気がするが、ゴミが途切れた。すかさず間(あいだ)のサオも投げ入れ、糸フケを巻き取ってサオ立てに掛けようとしたその時、手にモゾモゾという感触が伝わってきた。

  そして間もなく、スーッとラインが緩んだ。素早く巻き取る。またモゾモゾ。そしてスーッ。「食ったな!」。問題はどの時点で合わせをくれるかだった。と、途端に全身を現したサケが右に3段跳びしたかと思うと、横に猛スピードで泳ぎ出した。

  こちらも負けずにリーリングするのだが、追いつかない。ラインを張れないのだ。「あー、逃げられる」。ようやくフケが取れて大合わせすると、ガッツーンという力強い感触。「しめた! フッキングした」。

  幸い右にサオが1本だけだったので、ライン絡みのトラブルもなく最後は斜めに強引に引き上げ…。「アレッ、来ない!」。砂地が傾斜しているのと魚が重いのとで、いくら引きずり上げようとしても途中で止まってしまった。「アッ、次の波が来る!!」。

  その瞬間、サオを放棄した私は一目散にサケ目掛けて突進していた。押さえ込み成功。直後にザッブーンと全身を揺るがす波が襲う。しかし、ウェーダーを履いていたので濡れネズミにならずに済んだ。

  この時の顛末を隣りの釣り人に話すと、「よくバレなかったものだね」と感心する感想が返ってきた。まさにその通りで、おそらくコンマ何秒かの違いで、私は大きな落胆の底に突き落とされていたかもしれないのだった。

  この日は、全体的にゴミのせいもあって釣果は低調だったような気がする。



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