2003年5月25日
北海道・十勝管内音更町の
音更川
対象魚:ニジマス




  この日、たまたま目が覚めたのが午前3時半。釣りに行くことなど毛頭思ってもいなかったのだが、「待てよ」としばし沈思黙考。そして、出た結論は「意外とこういうシチュエーションで、いいことがあるかも?」。

  早朝2時間だけの勝負に、あえて挑むことにした。「デジカメ」をガサゴソと用意しているうちに家族が目を覚まし、「エ〜ッ、釣り! あり得ない!」。

  時間が限られているので、場所はピンポイントで選定しアプローチしなければならない。迷わず、かつて、大物を釣り逃がした地点に入釣した。

  今日はミノー1本でのチャレンジだ。ここを入念に探るのだが反応なし。ふと、下流部に目をやると、2人の釣り人の姿が小さく確認できた。ここも、随分と釣り人で賑わう場所のようだ。

  期待を込めたポイントを後にして、時計を見ながら釣り上る。深い少し緩めの瀬になっている所での3投目でゴゴーンという魚信。合わせをくれると急に暴れ出した。「来た、来た!!」。

  針は交換したばかり、ラインも大丈夫、ドラッグの調整も完璧。こうなるともう憂いはないので、かなり冷静に短時間でのランディング。ニジはただの一度もジャンプすることなく、魚に与えた負荷とストレスは最小限で済んだはずだ。

  計測すると43センチ。やっぱり偶然とは言え、早起きしてあり得ない≠アとをしてみるものです。すかさずリリースし、頬の緩みを自覚しながら帰途に―。

  
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