2002年9月12日
北海道・十勝管内
豊頃町大津
対象魚:サケ





  豊頃町の大津海岸で、海の状態が良くなりサケが上がり出した、との情報に基づき、この日は大津海岸に空きスぺースがないかと真剣に目を凝らして、ようやく、主(ぬし)のいない場所取りの地点を見つけ、成り行き任せに入釣したのが午前4時半。

  波は手頃で、これなら大物が掛かってもうまく波に乗せられそうな状態。午前5時15分ごろ、私の右手200メートルあたりの所で1匹目が上がった。「今日は調子が良さそう」との印象。

  この地点で、間もなく続けて2回のヒットがあり、1本バラシのあと1本を釣り上げ早くも2匹とうらやましい限り。その後、私のすぐ右隣でも1本上がり、いよいよ私の番か。

  午前5時50分、ついに私にヒット。右に走られて結構てこずったが、波が助けてくれて今シーズンの投げ釣り初ゲット。魚体も75センチ級のオス=写真下=で、思わずニンマリ顔に。

  左手でもポツポツと上がり出し、シーズン真っ盛りを思わせる状態に。午前6時10分、サオを投げようと構えて前方の海を見ると、右隣のサオのラインがやけに左に流れているのに気付いた。

  「まさか」と思いながらも、絡むのを警戒して少し遠投してから右のサオ先を注視していると、ゆるめだけれど特有の魚信。すかさず合わせて2匹目を釣り上げた。メスのビカビカもの=写真下=で、もう満足、満足―。

  午前7時ころまでに、比較的私の近くの見える範囲で15、6本は上がったと思う。多い人で4、5本持っている人もいる。最近まで波の悪い状態が続き濁りもあって、サオを出さずに空戻りの人もいたそうなので、今日は挽回のチャンスのようだ。

  午前10時頃、右手でヒット。この釣り人、サオを水平に大合わせしたものだから、バキッという音とともにサオ先の途中から折れてしまった=写真下=。たちまち、この人の仲間が集まってきて本人も悪戦苦闘。しかし、幸運にも糸を切られることなく、仲間の助けで上げる事ができた。

  午前11時ころ、仕掛けを投入しようとサオを構え前進しながら、ふと後ろのサオに目をやると、4本おいて左のサオが深々とお辞儀をしているではないか。

  通常ならキャスティングを中断して、そのサオの所に駆けつけるのだが、2匹釣り上げていた精神的な余裕からか、それでも急いで投げ込んで駆けつけると、ラインはダラリとふけた状態に。「これはヤバイ」と超特急でリーリングするも、ゴツン、グイグイという感触を残して1、2秒後には軽くなってしまった。バレた〜。バカバカ…と悔やんでも後の祭りだった。

  これで魚の神様に見捨てられたか、午後からは私の両隣ではボツボツと上がるのに、私の所だけは中抜け状態となり、この状態は最後まで変わることはなかった。今日の教訓、「魚を決してあなどるな。常に魚信とは一期一会≠フ心境で対峙せよ」―。

  一番上の写真が、この日の釣果。
  


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